公式記録・観戦記

1999 Jリーグ ディビジョン2 第28節

1999/9/26 18:00キックオフ 等々力陸上競技場
[入場者数]4,265人 [天候]曇、弱風、25.6℃/54% [ピッチ]全面良芝、感想 [試合時間]90分

川崎フロンターレ 3(0−0)
(3−1)
1 ベガルタ仙台
50分:ツゥット
81分:伊藤
83分:ツゥット
得点67分:エンリケ

浦上 壮史GK石川 研

中西 哲生
佐原 秀樹
森川 拓巳
DF山路 嘉人
ドゥバイッチ
斎藤 克幸(反スポーツ)
渡辺 佳孝

長橋 康弘
土居 義典
高田 栄二
久野 智昭
桂 秀樹
MF千葉 直樹
ニクソン
エンリケ
千葉 泰伸

ツゥット
ティンガ
FW中村 学
平 聡

境 秋範(GK)
小松崎 保(DF)
大塚 真司(MF)
伊藤 彰(MF)
浦田 尚希(FW)
SUB高橋 範夫(GK)
中島 浩司(DF)
越後 和男(MF)
今川 元樹(MF)
瀬川 誠(FW)

桂→伊藤[45分]
長橋→大塚[84分]
ツゥット→浦田[85分]
交代[58分]千葉(泰)→越後
[65分]中村→瀬川
[86分]斎藤→今川




観戦記

関東地方は前日のきびしい残暑から一転、秋の気配を感じさせる気候となり試合開始の頃には、とても良いコンディションであった。

ベガルタはいつもの4-4-2(4-5-1)、川崎は3-5-2のシステムで試合開始。
前半は両チームとも互角の展開。
ベガルタはパウロ、ニクソン、千葉泰が起点となりゲームを組み立て、前線で積極的に動く。連携も良くパスがつながり、いい感じのCK、FK、相手のパスをカットする場面も多く見られた。
しかしあと一歩決められない。
川崎はツゥットとティンガを中心にベガルタゴールへ迫るが、DF陣の頑張りと石川の積極的な飛び出し&ナイスセーブでしのぐ。
30分過ぎ、ヘディングで競り合った際にドゥバイッチが倒れ起き上がれないまま試合続行され、相手2トップにの決定的場面を作られるがシュートミスに救われる。

この後は、ニクソン、パウロのシュートが外れ、終了間際の学のヘットもGKの正面をついて、両チーム無得点のまま前半終了。

川崎は後半開始からスーパーサブの伊藤を投入し、流れを引き込む。
ベガルタは中盤でボールを拾えなくなり徐々に押し込まれるようになる。
最初の失点は久しぶりに相手ゴール付近まで攻め込んだところからのカウンター、ティンガからのクロスにツゥットが合わせ、これを石川が一度身体でを止めるも、その跳ね返りを押し込まれる。
ベンチは後半13分過ぎ千葉泰に代え越後を、また22分過ぎには瀬川を投入し反撃を試みる。
その直後のFK、相手に跳ね返されたボールをニクソンが奪い瀬川へ。
瀬川は素早くセンタリングを上げ、これをパウロが綺麗に合わせて同点!
これでベガルタは活気づき、更に相手DFが治療のためピッチの外に出てチャンスが訪れる。
ゴール左45度の角度からドゥバイッチのFK、DFの裏に飛び出したニクソンが得意のヘットで合わせて逆転!!かと思ったら、主審はノーゴールの判定(オフサイド?、ファール?)。
押せ押せムードの中、残り10分を切ったあたりから急に選手の動きが悪くなる。
すると後半36分自陣でのパスカットからスルーパス一本で川崎伊藤彰に逆転ゴールを許す。
さらにその2分後、DFからの長い縦パスに反応したティンガからのセンタリングをツゥットに決められ1-3で試合終了。

最後は力負けしたした感があるが、ニクソンのシュートがゴールしていれば、展開は随分違っていたであろう。残念!!
また結果には現れなかったけれども、前節の失敗に対する修正を含め、清水監督の指示がチームに浸透してきていることが、ゲームの随所ではっきりと判った。
個々の長所が発揮されるようにもなって、見どころが増えてきたと思う。
このような積み重ねが、今のベガルタにはとても重要である。

次の試合、すっきり勝って連敗脱出だ!
[ボランティア記者:和田]