公式記録・観戦記

1999 Jリーグ ディビジョン2 第26節

1999/9/15 19:01キックオフ 山形県総合運動公園陸上競技場
[入場者数]1,812人 [天候]雨のち曇、弱風、20.3℃/72% [ピッチ]全面良芝、水たまり [試合時間]120分

モンテディオ山形 0(0−0)
(0−0)
(0−0)
(0−0)
0 ベガルタ仙台
得点

鈴木 克美GK高橋 範夫

太田 雅之
岩元 洋成
佐藤 淳志
アラン
DF斎藤 克幸
ドゥバイッチ
渡辺 佳孝
御厨 景(ラフ)

吉田 達麿
(異議)バウテル
高橋 健二
平間 智和
MF千葉 直樹(ラフ)
ニクソン
エンリケ
千葉 泰伸

ムタイル
真下 佐登史
FW中村 学
平 聡

斎藤 武志(GK)
内山 俊彦(DF)
本街 直樹(DF)
庄司 孝(MF)
(ラフ)中森 大介(FW)
SUB石川 研(GK)
中島 浩司(DF)
伊藤 壇(MF)
今川 元樹(MF)
瀬川 誠(FW)

ムタイル→中森[61分]
平間→庄司[65分]
庄司→内山[71分]
交代[90分]中村→瀬川




観戦記

山形は大雨。グランドは田んぼ状態、薄ら寒い最悪のコンディション。
前節で財前を削られた仙台は、越中もお休み、ヤスが先発。
観客の多くは屋根のあるわずかな場所周辺に集まり、ゴール裏は100人あまり。
応援は仙台のほうが良く聞こえている。

大粒の雨が落ちる中、定刻キックオフ。
仙台のDFは前節に続いてラインを高めに保ち、比較的安定している。
前半の前半はどちらもボールが足につかないといった感じで、弱いパスはすぐとまり、ドリブルしては転び、長いパスは流れてしまう。そんな中、7分にはミクがタックルに行ったところ、滑りすぎて足にかけてしまい、イエロー。次節、次次節出場停止。

どちらも一進一退という中、山形がグラウンダーのパスやドリブルを多用したこともあり仙台のDFが破られた場面はほとんど無く、しかも長いパスに対してはオフサイドをかなり良く取っていた。時折CKで仙台ゴール前に釘付けにされる場面もあったが、クリア第一、際どいボールものりお、DFともに安定。仙台のチャンスは14分、右サイドパウロのFKから。低く早いボールはゴール前を素通りしてしまったが、パウロの調子は上がり気味らしく、FKは特に良い。36分にもパウロのFKからヤスがシュートを放つなど、前半は互角。

後半、山形は高い仙台DFを見てロングボールを多用する戦術に変えたようで、裏を狙ってくるようになった。特にのりおと仙台DFの間に出るボールの処理をもたつく場面が見られる。特に13分仙台DFが一瞬気を抜いたところ、クロスボールを上げられ、山形FWが完全に余るもシュートミス。

その後は仙台が押し気味の展開。14分左サイドをヤス、ミクが突破し、クロスを上げるも平決めきれず。19分、パウロとニクソンがオフサイドトラップを抜けてGKと一対一もGK前の広大な水溜りに足を取られ×。22分にも平が抜けるが水溜りにはまってシュートできず。33分、36分にもどちらもFKからチャンスを迎えるが詰めきれず、結局本日も残業決定。水溜りは山形の強力なDFとなっていた。

今日の試合では仙台のフィジカルの弱さがいまさらながら気になった。
山形のDFも荒いのだが、競り合ったときに体で負けたり、高さで負けたり、速さで負けたり。あと、のりおや直樹の判断の悪さも目立った。予測ができないのか?

延長序盤は山形ペース。特に8分、中盤から山形ミドルシュートがバーを叩く。13分にも攻めこまれるが、こぼれだまシュートも枠をはずしてしまう。仙台のチャンスは14分、代わった瀬川が倒されて得た左サイド絶好位置のFKを直樹が蹴る。カーブしたボールは惜しくもポストを叩き、前半終了。

延長後半は仙台がチャンスを迎える。1分、ロングボールを平が競って、落としたところパウロがちょん蹴りシュートもころころ転がったボールはわずかに右。続いたコーナーもドゥバがシュートするがバー。うーん。9分には山形が先ほどの仙台とほぼ同じ位置でFKを得る。一瞬、前期の試合が頭をよぎったが、壁にあたりこぼれだまも何とかのりおが押さえてほっ。
その後はどちらも決定的なシーンが無く、残業終了となりました。

勝てる試合だったなあ。
[ボランティア記者:かば蔵]