公式記録・観戦記

1999 Jリーグ ディビジョン2 第25節

1999/9/12 13:03キックオフ 仙台スタジアム
[入場者数]5,964人 [天候]晴、弱風、28.3℃/63% [ピッチ]全面良芝、乾燥 [試合時間]106分

ベガルタ仙台 1(1−0)
(0−1)
(0−0)
(0−1v)
2 大分トリニータ
32分:平得点84分:神野
106分:川崎

高橋 範夫GK小山 健二

斎藤 克幸
ドゥバイッチ
(異議)渡辺 佳孝
(遅延)御厨 景
DF平岡 靖成(ラフ)
山崎 哲也
吉村 寿洋

千葉 直樹
ニクソン
エンリケ
財前 宣之
MF若松 大樹
山根 厳
崔 大植
ウィル(異議)

中村 学
平 聡
FW塩川 岳人
神野 卓哉
竹村 栄哉

石川 研(GK)
中島 浩司(DF)
越後 和男(MF)
千葉 泰伸(MF)
瀬川 誠(FW)
SUB吉坂 圭介(GK)
金本 圭太(DF)
エドウィン(MF)
梅田 高志(MF)
川崎 元気(FW)

財前→越後[11分]
中村→瀬川[65分]
平→千葉(泰)[76分]
交代[45分]塩川→エドウィン
[68分]竹村→梅田
[96分]崔→川崎




観戦記

あつ〜い仙台スタジアム、ゴール裏、バックスタンドは灼熱地獄だった。
ほかのイベントに影響されたか、6000人弱と今期にしてはやや少なめの観客。
ゴール裏ではまた新しい応援も増えて盛り上げようとはするのだが、少し密度が足りない感じ。

山路が出場停止のため、渡辺が出場。
期待された阿部は復帰はお預けとなったようだ。

オープニングシュートは仙台。
2分、中盤でのパス交換から財前がゴール前にふわっと浮かしたところ、パウロがヘディングで詰める。決まらなかったが、やや動きが鈍い大分に対して、序盤は仙台の積極性が目に付いた。しかし11分、財前が負傷退場することで暗雲が漂い始める。

DF陣は鈍い大分に対して比較的チャンスを与えず、よく守っていた。特にニクソンやドゥバのカバーリングが光って、決定的なチャンスを作らせない。前半はオフサイドもかなり取っていた。

どちらも攻めてを欠き、やや膠着状態が続いていたが、試合が動いたのは32分。
学が引っ掛けられて得たFKを本日好調のパウロが蹴る。ゴール前に上がったボールはドゥバの前に落ち、シュート、GKがこぼしたところを平がつめて1対0。平くん、前回ホームに続いてのゴールで少し調子は上向きか?

その後も勢力的に動くパウロ、ニクソンを中心に大分ゴールへ攻めこむが、やや遠い位置でのシュートは枠を捕らえきれず、そのまま前半終了。

後半も最初にペースをつかんだのは仙台。
5分、CKのこぼれ球を学がシュート。続く6分、学が左サイドに出たスルーパスへ反応し、早いクロスをゴール前に出す。平、惜しくも詰めきれず。13分にはCKからドゥバがヘディングもGK正面。18分越後クロスからシュートもポスト。このあたりで点が入らなかったのは結果として致命傷となった。

大分も少し疲れ始めた仙台DFにたいして、中央二枚の外国人+神野、チェを中心にカウンターを出し始め、16分には中央浮きだまでのパス交換から決定的シュート、その後も29、33分と立て続けにシュートを放ち仙台ゴールを脅かす。そして39分、疑惑のゴールが生まれる。大分が持ちこみ、シュートを放ちのりおがファインセーブを見せるもこぼれたところ大分FWがやや前方にパス。完全にオフサイド・・・と思いきや線審の手はフラッグを上げ掛けてとまり、フリーのFWが押し込んで同点。あれはひどすぎますよ。
その後交代した瀬川がドリブル突破などを見せるも、そのまま後半終了。

カントリーロードに送られて延長に入るが、延長戦は完全に大分ペース。
3分、4分、5分、6分、7分、8分、11分、14分、15分と仙台は自陣にくぎ付けでシュートやCKの雨を浴びる。そしてついに延長後半、大分中央へのパスにDFは対応しきれず、のりおがファインセーブを見せるも詰められてV負け。

本当に疲れる試合だった。
越後はいくつか目立つ場面もあったが消えている個所も多く、90分の出場は難しい。
財前の怪我の程度が心配だ。

それと審判…
[ボランティア記者:かば蔵]