公式記録・観戦記

1999 Jリーグ ディビジョン2 第1節

1999/3/14 13:04キックオフ 仙台スタジアム
[入場者数]10,315人 [天候]晴、弱風、16.3℃/41% [ピッチ]全面良芝、乾燥 [試合時間]90分

ベガルタ仙台 2(1−0)
(1−3)
3 モンテディオ山形



36分:中島
53分:阿部
得点58分:真下
69分:平間
81分:岩元

石川 研GK鈴木 克美

渡辺 佳孝
(ラフ)ドゥバイッチ
花山 英二
DF本街 直樹
佐藤 淳志
岩元 洋成
太田 雅之

(ラフ)千葉 直樹
中島 浩司
斎藤 克幸
蓮見 知弘
越後 和男
MFバウテル
吉田 達麿
平間 智和
高橋 健二

平 聡
(反スポーツ)阿部 良則
FWムタイル
庄司 孝

高橋 範夫(GK)
山路 嘉人(DF)
ニクソン(MF)
御厨 景(MF)
瀬川 誠(FW)
SUB斎藤 武志(GK)
内山 俊彦(DF)
飯塚 浩記(MF)
中森 大介(MF)
真下 佐登史(FW)

平→瀬川[74分]
蓮見→ニクソン[84分]
交代[57分]庄司→真下
[71分]バウテル→飯塚




新生ベガルタの緒戦、そして東北ダービーマッチということもあって、開幕戦のスタジアムには約1万人のサポーターがかけつけた。昨年のJFL最終戦を思わせる熱い雰囲気の中キックオフ。J1昇格へ向けて幸先よく勝利をつかみとりたいところだが・・・
先発は上記の通りで、注目の新加入選手のうち、蓮見と花山が先発となった。
序盤は山形がやや優勢。山形のFWムタイルにボールを集めて、彼が個人技で突破して何度かチャンスを作る。ムタイルは小型のエムボマみたいで、なかなかに危険な感じ。
15分頃からベガルタもようやくエンジンがかかった感じでチャンスを作るが、依然として山形が6:4か7:3ぐらいで優勢。
しかも前半35分までにドゥバ、阿部、千葉(直)にイエローが出るという不穏な雰囲気。だがしかし前半36分、平のクロスを山形DFがはじいたところを中島がシュートして先制ゴール! いやな雰囲気を振り払う。
これでベガルタも勢いづき、何度かチャンスを作るが追加点は奪えずに前半終了。新加入の蓮見、花山ともなかなかの働きで、特に蓮見は左サイドから再三攻撃の起点になっていた。これは期待できる・・・
後半開始。前半終盤のよい雰囲気そのままに一進一退の攻防が続く。そして後半8分、平のセンタリングに阿部が頭で合わせ2点目をゲット。
これは去年の最終戦(対サガン鳥栖)の再現か、と期待が高まったのだが・・・
後半13分、ファウル後の早いリスタートから一瞬のスキをつかれて山形に1点返される。
このあたり、言いたくないが、油断があったか・・・
ここからベガルタのリズムが悪くなる。押せ押せになる山形に対し、ベガルタは動きがやや重い感じ。そして後半24分ついに山形に2点目を許す。
こうなると試合は完全に山形のペース。中盤からの押し上げが強力になっていく。ベガルタもチャンスは作るのだが、なかなか決められない。平に代えて瀬川を投入するも流れは変わらず。そして後半36分、元ベルマーレの岩元にドリブル突破され3失点目。静まり返るスタジアム・・・(除、山形サポ)。
後半39分、蓮見に代えてニクソンを投入。いきなり強力な個人技を見せつけてスタジアムを沸かせる。以後ベガルタは積極的に攻めるのだが、結局ゴールは割れずに試合終了。
2得点しながら、後半だけで3失点しての逆転負けはあまりにも痛い。が、ニクソン、蓮見、花山と新加入選手が今後に期待を抱かせる働きぶりだったのはせめてもの救いか。次節は強敵FC東京。悪い所はきちんと修正して、連敗だけは避けて欲しい。東京の後は、甲府、札幌だし・・・
[ボランティア記者:神林]