公式記録・観戦記

2000 Jリーグヤマザキナビスコカップ 1回戦第2戦

2000/04/19 19:01キックオフ 仙台スタジアム
[入場者数] 3,893人 [天候]曇 、弱風、10.0℃/ 57% [ピッチ]全面良芝、乾燥  [試合時間] 90分

ベガルタ仙台 0( 0− 0)
( 0− 1)
1 セレッソ大阪
得点 56分:上村 崇士

高橋 範夫 GK 小澤 英明

田沢 浩之
山路 嘉人
飯尾 和也
賀谷 英司
DF 清水 和男
藏田 茂樹
斎藤 大輔
鈴木 悟

千葉 直樹
蓮見 知弘
伊藤 卓
平間 智和
MF 田坂 和昭
尹 晶煥
森島 寛晃
盧 廷潤
西谷 正也

小林 康剛
ロドリゴ
FW 上村 崇士

石川 研
矢畑 智裕
中島 浩司
瀬川 誠
大友 慧
SUB 下川 誠吾
原田 武男
真中 靖夫
内田 利広
興津 大三

13 → 29 [ 61分]
2 → 28 [ 64分]
9 → 16 [ 75分]
交代 [ 45分] 11 → 12
[ 65分] 6 → 7
[ 77分] 10 → 16

(C1) ロドリゴ [ 17分]
(C1) 千葉 直樹 [ 43分]
警告・退場 [ 43分] 西谷 正也 (C1)
[ 85分] 藏田 茂樹 (C2)


[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回




観戦記

 仙台スタジアムでは今期初のナイター。
 心配された天気もなんとか落ち着き、肌寒さはあるものの、雨にはならずにキックオフ。
 セレッソがいくらかメンバーを落としていたとはいえ、J1チーム相手に前半はいい攻めを見せていた。
 シュートのひとつ前のプレイまではいい組み立て、状況判断だが、しかし、最後の最後が決まらない。裏方的なプレイも身についてきた藤吉の欠場も一因か。それでも昨年に比べれば格段の進歩が見られる。二列目の飛び出し、サイドの効果的な利用など、攻撃の幅が増えた。
 ディフェンス陣もいい働きを見せていた。負傷欠場の斎藤に代わってスタメンに入った田沢も及第点以上のプレイ。森島ら代表格のプレイヤーをなんとか押さえ、前半は無失点で終了する。
 このまま無失点で抑えることができれば……と思わせる展開だった。
 しかし、後半に入ると押される場面が多くなる。
 失点は56分。選手がボールウォッチャーになってしまった、と試合後、清水監督が語ったように、選手たちが立ちすくんでしまったところを、上村に決められてしまった。
 また後半には、接触プレイなどで選手が身体を痛める場面も多く、特に伊藤が動きに精彩を欠き、前半のようにいいパスを通せなくなったのは痛かった。
 そしてこの日、失点と同じくらいに痛かったのが、瀬川の負傷だろう。後半、早い時間帯で瀬川が投入されたが、右サイドを上がるところで相手DFと衝突、吹っ飛ばされた。一度は治療を受けピッチに戻ったものの、片足を引きずった状態で、目の前をボールが転がっても追うことができない。交代枠を使い切っていたため、他の選手と交代することもできなかった。結局試合終了前にピッチを出ることに。
 また、この日注目だったのが、FWロドリゴ。
 開幕戦以来のスタメン、それも自らを推薦した「神様」ジーコの前での試合。この日はゴールはなく、見せ場も少なかったが、清水監督は「練習よりいい」と評価したとのこと。あとはサポーターにその力を見せつけるだけだろう。
 がんばれ、ロドリゴ!
[ボランティア記者:村上]