公式記録・観戦記

2000 Jリーグ ディビジョン2 第21節

2000/06/25 14:04キックオフ 山形県総合運動公園陸上競技場
[入場者数] 5,263人 [天候]晴 、中風、22.0℃/ 62% [ピッチ]全面良芝、乾燥  [試合時間] 90分

モンテディオ山形 0( 0− 0)
( 0− 1)
1 ベガルタ仙台
得点 77分:ドゥバイッチ

鈴木 克美 GK 高橋 範夫

鷲田 雅一
岩元 洋成
小田島 隆幸
丸山 良明
DF 田沢 浩之
ドゥバイッチ
飯尾 和也
賀谷 英司

吉田 達磨
エドウィン
西山 哲平
高橋 健二
MF 千葉 直樹
リカルド
蓮見 知弘
平間 智和

真下 佐登史
堀井 岳也
FW 小林 康剛
藤吉 信次

斉藤 武志
太田 雅之
内山 俊彦
中森 大介
ジェフェルソン
SUB 石川 研
中島 浩司
財前 宣之
大友 慧
ロドリゴ

9 → 2 [ 57分]
4 → 3 [ 76分]
8 → 10 [ 79分]
交代 [ 61分] 13 → 10
[ 66分] 19 → 29

警告・退場 [ 42分] 飯尾 和也 (C1)
[ 87分] 高橋 範夫 (C5)


[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回




観戦記

梅雨の晴れ間、しかし強風の山形県陸上競技場。毎度お馴染み山形を上回る数の仙台サポーターがさくらんぼ渋滞をものともせず駆けつけた。伊藤が累積警告で欠けた中盤には蓮見が、そしてサブには財前が控える。
仙台が風下の前半は強風のためかなかなかパスが通らず、両チームともペースがつかめない。そんな中、平間が相手DFの裏を突こうと盛んに飛び出しを見せるなど、徐々に仙台が押し気味になり、26分、33分、35分と決定的チャンスをつかむ。中でも33分は蓮見を中心に細かいパスをつないで中央突破、棒立ちの山形DFを翻弄するがシュートの精度が悪く得点には至らない。山形も中盤を省略した速攻を時折見せるもののシュートを打つのがやっと。そのまま前半終了。
後半も序盤は仙台が押し気味だったが、徐々に足が止まり始め、風下に回った山形にDFの裏にボールを出され、シュートまで持って行かれるシーンが目立つようになる。
膠着状態、得点の予感が全く漂わない中、痺れを切らした仙台は後半16分に蓮見に代わってついに財前を投入。287日ぶりのゲームに財前もパスミスが目立つが、後半32分財前が蹴ったコーナーキックはカーブを描いてドゥバイッチにピタリと合い、待望の1点をもたらす。その後は仙台ペースとなり小林と交代した大友がスピードで抜け出し藤吉に合わせるなど、再び活性化。財前も後半43分には平間に絶妙のパスも通して見せ今後の期待を抱かせた。結局1−0で終了。
全般的にだれたゲームで、FWの決定力不足はなかなか解消されない。しかし、こう言うときこそセットプレーでの得点が貴重。そう言う意味で財前の復帰は心強い。これでなんとか6月も勝ち越し。7月には山田の登場も予想される。
ポジション争いをばねにして、さらに上を目指して欲しい。
[ボランティア記者:かば蔵]