公式記録・観戦記

2000 Jリーグ ディビジョン2 第17節

2000/06/04 14:00キックオフ 仙台スタジアム
[入場者数] 7,112人 [天候]晴 、弱風、21.5℃/ 45% [ピッチ]全面良芝 、乾燥  [試合時間] 90分

ベガルタ仙台 4( 1− 1)
( 3− 1)
2 アルビレックス新潟
9分:リカルド
49分:蓮見 知弘
80分:賀谷 英司
89分:平間 智和
得点 24分:セルジオ
55分:鈴木 慎吾

高橋 範夫 GK 吉原 慎也

田沢 浩之
リカルド
飯尾 和也
賀谷 英司
DF 柴 暢彦
セルジオ
高橋 直樹

千葉 直樹
中島 浩司
伊藤 卓
平間 智和
MF 木澤 正徳
秋葉 忠宏
本間 勲
鈴木 慎吾
鳴尾 直軌

小林 康剛
藤吉 信次
FW ナシメント
服部 浩紀

石川 研
山路 嘉人
蓮見 知弘
大友 慧
ロドリゴ
SUB 木寺 浩一
井上 公平
堂森 勝利
マルコ
寺川 能人

14 → 13 [ 45分]
19 → 29 [ 63分]
交代

警告・退場 [ 49分] 吉原 慎也 (C3)
[ 85分] セルジオ (C1)


[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回




観戦記

 ベガルタは前節、アウェイで札幌に黒星を喫している。今後は浦和、大分との対戦が控えているだけに、この新潟戦は何としても勝利したい試合だ。
 メンバーは上記の通り。ドゥバイッチが欠場。リカルドがセンターバックに入り、久々に中島がボランチで先発。
 試合は立ち上がりからほぼ互角の展開だったが、前半9分、コーナーキックからリカルドのヘッドでベガルタが先制する。しかし、ベガルタの出来は決していいとは言えなかった。パスミスが多い上に、新潟が中盤を厚くしていることもあって、有効な攻めの形がなかなか作れず、逆に新潟のカウンターにしばしば脅かされる。前半24分、フリーキックからセルジオにボレーシュートを決められて追いつかれると、その後もピリッとしない展開が続く。特に伊藤の精彩を欠いたプレーはいただけなかった。前半終了直前にはかなり押されるが、なんとか同点のまま前半を折り返す。
 後半は開始から伊藤に替えて蓮見を投入。これでベガルタもやや持ち直した。後半2分頃には、ベガルタになってから初の(?)ショート・コーナーを使用。後半4分には、蓮見が新潟(および観客)の意表をついたタイミングでフリーキックを決めて勝ち越し。(あまりにインチキくさいタイミングだったので、しばらくは得点が認められたことが信じられなかった。まあ、あれがマリーシアなのだろうが、猛抗議していた新潟の選手にちょっと同情。このあたり、いろいろ研究したのでしょうね。)しかし新潟もこれで目を覚まし猛反撃、ベガルタが押され気味になる。何度かピンチを招き、ついに後半11分、鈴木にフリーキックを直接決められて、再び同点に。その後も苦しい展開が続くが、後半30分あたりから徐々にベガルタに流れが傾いていった。そして後半35分、賀谷のループのヘディングシュートが決まり、再び勝ち越し。新潟も必死の猛攻に出て、ロスタイム突入直後にはあわやという場面を作られるが、高橋の好セーブで何とかしのぐ。その後、平間がダメ押しの得点をあげ、粘る新潟の息の根を止めた。
 結果としては4-2の大勝だが、中盤のもたつきなど、内容的にはだいぶ改善の余地があったのではないだろうか。下位チームにきっちり勝てる力は着きつつあるのだから、次は「安心して見ていられる」試合運びを目指してほしい。
[ボランティア記者:神林]