公式記録・観戦記

2000 Jリーグ ディビジョン2 第13節

2000/05/18 19:00キックオフ 仙台スタジアム
[入場者数] 5,033人 [天候]晴 、無風、18.3℃/ 64% [ピッチ]全面良芝、乾燥  [試合時間]104分

ベガルタ仙台 1( 1− 1)
( 0− 0)
( 0−1v)
2 大宮アルディージャ
36分:伊藤 卓
得点 16分:原崎 政人
104分:ジョルジーニョ

高橋 範夫 GK 白井 淳

田沢 浩之
ドゥバイッチ
飯尾 和也
賀谷 英司
DF 上村 祐司
ヤン
浮氣 哲郎
菊池 利三

千葉 直樹
リカルド
伊藤 卓
蓮見 知弘
MF 原崎 政人
氏家 英行
マーク
岡本 隆吾

小林 康剛
藤吉 信次
FW 野口 幸司
ジョルジーニョ

石川 研
山路 嘉人
中島 浩司
大友 慧
ロドリゴ
SUB 渡辺 英豊
奥野 誠一郎
斉藤 雅人
佐藤 悠介
磯山 和司

19 → 29 [ 78分]
17 → 2 [ 88分]
13 → 8 [ 95分]
交代 [ 45分] 26 → 13
[ 87分] 9 → 11

(C2) ドゥバイッチ [ 31分]
警告・退場 [ 57分] 浮氣 哲郎 (C2)
[ 65分] 佐藤 悠介 (C2)


[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回




観戦記

 対山形戦、対湘南戦と、ベガルタはここまでホーム2連勝中。対する大宮は現在4位と、今季はここまで好調を維持している。これを撃破すればベガルタの強さもいよいよ本物というところだが…
 前半開始からしばらくは互いに中盤で激しく潰しあう五分五分の展開。しかし、大宮にペースが傾き始めた前半16分、左サイドを突破した原崎にシュートを決められ失点。これでベガルタはバランスを崩す。ベガルタは中盤でボールが繋がらず、最終ラインでボールを回す場面が目立つようになる。一方ディフェンスに関しても、ぽっかりとシュートコースを開けてしまう、パスミスから決定的なチャンスを招いてしまうなど、ピリっとしない展開。しかし前半36分、中盤のルーズボールを拾った伊藤が1人でディフェンスの間を突破、技ありのループシュートで同点に追いつく。これでベガルタも息を吹き返し、ようやく押せ押せになって前半終了。
 後半は再び大宮ペース。ベガルタはディフェンスの足が止まった感じで、DFラインに人数はいるのにプレッシャーが緩いためピンチを招く場面が目立つようになる。後半25分を過ぎたあたりからは完全に大宮が主導権を握り、ベガルタは防戦一方の展開。それでも大宮の選手が一対一の場面をことごとく外したことと、高橋の驚異的な頑張りでなんとか失点することなく我慢の時間帯を切り抜ける。後半終了間際になってようやくベガルタペースになり、何度か連続でコーナーキックのチャンスを得たりもしたのだが、こちらも決めることができず、延長戦へ。
 延長戦は激しく攻守が入れ替わる展開。しかし、延長前半終了間際、ペナルティエリア内でファールをとられる。ダイビングとも見えたプレーに選手達も猛抗議するが、当然受け入れられるはずもない。結局このPKをジョルジーニョに決められVゴール負け。残念ながらホーム3連勝はならなかった。
 試合は全体的には大宮ペースで、勝つ要素はあきらかに大宮の方が上回っていたし、下手をすれば大量失点で90分負けしていただろう。それでも大崩れせず、延長まで粘れるようになったのは評価できる。次節から、鳥栖、甲府と対戦する。この2試合をきっちり勝てるかどうかが、今後のために非常に重要だ。
[ボランティア記者:神林]