公式記録・観戦記

2000 Jリーグ ディビジョン2 第 6節

2000/04/09 13:00キックオフ 新潟市陸上競技場
[入場者数] 3,092人 [天候]晴 、中風、15.4℃/ 44% [ピッチ]全面良芝、乾燥  [試合時間] 90分

アルビレックス新潟 1( 0− 2)
( 1− 1)
3 ベガルタ仙台
77分:秋葉 忠宏
得点 29分:小林 康剛
33分:平間 智和
89分:蓮見 知弘

吉原 慎也 GK 石川 研

木澤 正徳
セルジオ
神田 勝夫
中野 圭一郎
DF 斎藤 克幸
リカルド
飯尾 和也
賀谷 英司

秋葉 忠宏
堂森 勝利
寺川 能人
鈴木 慎吾
MF 千葉 直樹
中島 浩司
伊藤 卓
平間 智和

鳴尾 直軌
服部 浩紀
FW 小林 康剛
藤吉 信次

木寺 浩一
高橋 直樹
マルコ
式田 高義
ナシメント
SUB 高橋 範夫
山路 嘉人
蓮見 知弘
瀬川 誠
大友 慧

13 → 18 [ 45分]
7 → 10 [ 60分]
9 → 8 [ 60分]
交代 [ 67分] 19 → 2
[ 75分] 11 → 13
[ 89分] 30 → 16

(C1) 秋葉 忠宏 [ 29分]
(C2) 服部 浩紀 [ 49分]
(C1) 神田 勝夫 [ 84分]
(C1) マルコ [ 87分]
警告・退場 [ 35分] 伊藤 卓 (C2)
[ 63分] 飯尾 和也 (C2)
[ 66分] リカルド (C3)
[ 66分] 伊藤 卓 (C2)
[ 66分] 伊藤 卓 (CS)
[ 67分] リカルド (C1)
[ 67分] リカルド (CS)
[ 74分] 石川 研 (C5)
[ 88分] 平間 智和 (C3)


[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回




観戦記

日の光が明るい新潟市営陸上競技場、観客の割にべガサポがやたら多い。
5連敗中のベガルタだが伊藤卓が怪我から復活し、なんとか陣容が整ってきた。

キックオフ後は新潟が6:4でゲームを支配する立ち上がりとなった。
20分過ぎまで新潟の攻めをしのいだ仙台が速攻を仕掛けると言う展開。仙台は伊藤が入って若干変化見られるものの、相変わらず中盤が薄い。前線へと供給されるパスが少しずつずれていて、シュートまで持っていけない。

しかし29分、センターサークル付近でスルーパスを受けた小林が新潟のDF3人を引き連れて好ドリブル、ペナルティーエリア寸前で倒されFKを得る。キッカーは伊藤。
ボールは3枚の仙台攻撃陣をおとりにして、ファーサイドで待つフリーの小林へ。ヘディングで確実に決めて仙台先制。続いて仙台は33分、仙台のフリーキックを藤吉が落として、平間がミドルシュート、DFにあたってコースが変わったボールはゴールに吸い込まれ2‐0。仙台サポは歓喜の渦に包まれた。

仙台は前半終了間際にも平間のドリブルで新潟を完全に崩し、フリーの小林へセンタリング、これは新潟DFの好カバーに阻まれたが良い感じのまま前半終了。

後半も立ち上がりは前半と同じく、押し気味の新潟に対し仙台が決まり始めた速攻で応酬する。しかし審判がカードを連発し、試合の雰囲気は一気に険悪なものとなって行く。66分、伊藤のプレーが危険と判断され2枚目のイエローで退場。それに抗議したリカルドも一気に二枚貰って退場。圧倒的に数的有利を作った新潟が嵩に掛かって攻めかかる。77分には新潟にPKが与えられて1‐2。

仙台はFWを下げ、蓮見と山路を入れて対応する。その後もカード乱発は続き、石川が遅延行為、平間が抗議でイエロー、新潟もイエローを2枚もらって試合は寸断される。新潟は結局最後までチャンスをモノに出来ず、逆に89分、左サイドを攻めあがった平間から、中央の蓮見に絶妙のスルーが通りきれいに決めて3‐1。興奮のるつぼ。
そしてタイムアップ。

喜怒哀楽。仙台にとってはサッカー観戦の醍醐味を十分過ぎるほど味わわせてくれた一戦となった。今後の仙台は再び手負いの状態となるが、当初清水監督が話していたカウンターで点が取れるチームにはなってきたのかもしれない。C大阪、浦和は新潟のようには個人技が通じない相手。再び腕試しの機会となろう。
[ボランティア記者:かば蔵]