公式記録・観戦記

2000 Jリーグ ディビジョン2 第2節

2000/3/19 14:01キックオフ 埼玉県営大宮公園サッカー場
[入場者数]3,636人 [天候]曇、弱風、17.3℃/30% [ピッチ]良芝、乾燥 [試合時間]90分

大宮アルディージャ 2(0−1)
(2−0)
1 ベガルタ仙台
55分:野口
68分:ジョルジーニョ
得点38分:平間

白井 淳GK石川 研

上村 祐司
ヤン
浮氣 哲郎
岡本 隆吾
DF賀谷 英司
山路 嘉人
飯尾 和也
御厨 景

横山 雄次
氏家 英行
原崎 政人
(ラフ)マーク
MF千葉 直樹
中島 浩司
伊藤 卓
平間 智和

野口 幸司
(反スポーツ)ジョルジーニョ
FW小林 康剛
藤吉 信次

渡辺 英豊(GK)
斎藤 雅人(DF)
松本 大樹(DF)
佐藤 悠介(MF)
小阪 昭典(MF)
SUB高橋 範夫(GK)
斎藤 克幸(DF)
蓮見 知弘(MF)(遅延)
ロドリゴ(FW)
瀬川 誠(FW)

氏家→斉藤[79分]交代[71分]平間→蓮見
[77分]小林→ロドリゴ
[81分]中島→瀬川




観戦記

 前節に手痛い敗戦を受けているだけに何とか勝利を物にして星を五分にしてホームに戻りたいところ。
また、大宮は昨年の対戦成績は2勝2敗の五分であり、結果はもちろんであるが試合内容も今年の実戦力を計る上で興味が持たれる相手。
試合が始まってみれば内容は個々の能力、展開力とも互角といっていいが、大宮の方が押し気味に試合が流れていった。
攻撃でも縦や横の細かいパス、サイドや最終ラインからのフィード等を駆使して大宮を崩しにかかる。
また攻撃の中心となるMF陣やFW陣がポジションチェンジを繰り返し、いい攻めの形を作っていた。
またDF陣も序盤こそは連携の乱れが見られたものの、試合の中で早いうちに修正を行いボランチの中島、千葉直樹と共に身体を張って防いでいた。
 一方、大宮はFWの二人をくさびとして、攻撃を機能させており、また、ベガルタボールのときも、前線から上手くプレスをかけており、決定的なシュートこそ打たれてはいないが、自陣でのプレー時間が多かった。
しかし、均衡を破ったのはベガルタの方だった、前半38分大宮陣地で強引に奪ったボールは敵の守備の対応が遅れ、絶好のチャンスとなり、いい時間帯に平間がきっちりとゴールを決めた。
 後半に入ると、お互いに攻撃の早くなりつつあり、まだまだ試合が動く気配が充分感じられた。
次のゴールがこの試合の流れを左右する大切な物だということは誰もが知るところ。
しかし、残念ながらそのゴールを奪ったのは大宮の方だった。
後半21分にDF陣がペナルティエリア前方でパス回しを躊躇したところをFW野口に持っていかれ、同点に追いつかれる。
流れをつかみかけた時間帯だっただけに、ベガルタの気落ちが大きくなったせいか、大宮の攻撃が形良くなってくる。後半33分、速攻から奪われたコナーキックをヘッドで決められ逆転ゴールを許してしまった。
 逆転後から投入された蓮見が攻撃の起点となり、攻撃の流れを作りはじめ、攻撃の形が整い始めた。さらにFWのロドリゴ、瀬川を投入し攻めの厚みを増やして猛反撃を試みる。
二人には攻撃の新しい展開の可能性が見て取られたが、充分な仕事をする機会がないままタイムアップ。
痛い開幕二連敗となってしまった。
しかし、今シーズンはまだ序盤、落ち込んではいられない。
[ボランティア記者:高林]